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概要

kawanishi_vol83

法人会会員地域の元気な企業紹介多摩区Enterprise introduction株式会社箔光社本社:〒214-0035川崎市多摩区長沢1-27-6工場:〒216-0022川崎市宮前区平4-3-15TEL:044-978-1550 FAX:044-976-4440HP:http://www.hakukousha.com/<業務内容>樹脂塗装・金属塗装・シルク印刷・パッド印刷・箔押し?仕上げ専門会社?代表取締役の池田伸介さん少数精鋭、コーティングのプロ集団がここに塗装や印刷、箔押しなどの加工を製品の金型製作、成形から手がけている箔光社。大手警備会社のセキュリティ装置カバー、JR自動改札機カバー、電子計測器の部品など、普段何気なく目にしたことのある外装ケースや、小さな部品にいたるまで、色々なものを手がけている。従業員は6人。少数精鋭、この道のプロが集まる。作業は機械を使用しながらも手作業の部分も多く、「下町の技術職人的手法」で行う。生産現場はこの道20年~30年のベテラン揃いで高い技術レベルで業務をこなしている。この技術レベルを保って、後継者に引き継ぎ、同等の物を生産できるようにしていかなければ、と代表取締役社長の池田氏は言う。そのために池田氏は独自の生産基準を設定、細かく分かれている作業工程の中で、各工程ごとに必ず評価確認をして次工程に進むというマニュアルを作成した。そのマニュアル通りに作業を行っていくと、時間差は発生するが、必ず同基準の物を生産する事ができ、変わらぬ技術を保つことができる、というシステムを作り出したのである。代表取締役社長の池田氏は、1986年、父が設立した㈱箔光社に入社。1 9 9 6年に別会社(有)プロセス開発(樹脂加工・塗装業)を設立、1999年㈱箔光社と合併し代表取締役に就任した。(有)プロセス開発時代に開拓した客先を含め、付加価値を重視し金型製作、成形(協力工場)と業務内容を拡張し現在に至る。「目先の目標(短納期、高品質、低価格)のみに囚われず、その製品が世の中に出回った時にどう評価され、何を求められているかを基準に考えて対応しています。必ずしも最高の物を作るという事ではなく、市場と用途に見合った最良の物を提供する。製品情報(図面、指示書等)だけで進めるのではなく、クライアントの要望をしっかりとヒヤリングし、ユーザーが真に求めているものを把握した上で作業に入ります」と話す池田氏。そのまっすぐな眼差しからは仕事に対する真摯さや、人間味が伝わってくる。「以前、ガソリンスタンド地下の油面計の塗装についての相談がありました。クライアントは最初、定評あるU Vコートを使用しましたが素材と適合せず、高い不良率で大きな損失を出して、頭を抱えていたのです。そこで私たちは、低価格な上で性能を十分に満たした最良のコーティングを提案して、不良の無い状態で市場に出すことに成功して喜ばれたこともあるのですよ」と池田氏。その実績からしても、一から相談ができ、ソリューションを導く信頼のおける企業なのだ。取材をしていると、部屋の奥には、なにやら大きめのラジコンカーのボディーらしきものが目に留まった。気になって聞いてみると“スケールスポーツ”という実車に近い独自のラジコンカーを製造している企業から塗装の依頼があるとのこと。大きめでリアル感のある、そのカバーはとてもきれいに塗装されており、夢を感じることができる面白い仕事でもある。これからもコーティングのプロとして、あらゆる物をきれいに、扱いやすく変身させて、地域のみならず、広く活躍していってほしい。セキュリティー装置ケース(成形:加工:ASSY)地デジ対応計測器(エラストマー2重成形:導電塗装:ASSY)スピーカーBOX(2液塗装:ホットスタンプ)ABSボディー(塗装:ウレタントップ)2